h-otterの備忘録

インフラを中心にコンピュータ関連をいいかんじにやっていきます

Zabbix3.0 へのアップグレード

Zabbix 3.0 LTS がリリースされたのでアップグレードしました。ところどころ詰まったのでメモ。

環境

$ uname -a
Linux zabbix 3.13.0-58-generic #97-Ubuntu SMP Wed Jul 8 02:56:15 UTC 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=14.04
DISTRIB_CODENAME=trusty
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 14.04.4 LTS"

方法

バックアップ

データベースや設定ファイルをバックアップします。自分はHyper-V上に構築しているためチェックポイントとって終了。

リポジトリの更新

Zabbix 3.0のリポジトリをドキュメント通りに更新します。このとき念のため古いリポジトリは削除します。

3 Installation from packages [Zabbix Documentation 3.0]

$ sudo apt-get remove zabbix-release
$ wget http://repo.zabbix.com/zabbix/3.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_3.0-1+trusty_all.deb
$ sudo dpkg -i zabbix-release_3.0-1+trusty_all.deb
$ sudo apt-get update

Upgrade

必要なパッケージを適宜インストールします。アップグレードだけであれば以下のコマンドでいいようです。更新中に設定ファイルは古いものを維持するか新しいもので上書きするか聞かれます。

$ sudo apt-get --only-upgrade install zabbix*

設定

基本的に2.2や2.4を新規インストールするときと同様のものを設定します。

タイムゾーン

/etc/apache2/conf-available/zabbix.conf

php_value date.timezone Asia/Tokyo

データベースの設定

[password]に自分が設定したパスワードを入力してください。

/etc/zabbix/zabbix_server.conf

# DBPassword=

DBPassword=[password]

フロントエンドのデータベースの設定は前のものが引き継がれます。もしアップグレードとMySQLのパスワードの変更を同時にやってしまったかわいそうな人(自分)は初期設定画面も表示されず、エラー画面が表示されるだけなので/usr/share/zabbix/conf/zabbix.conf.phpを自分で編集してください。

再起動

$ sudo service zabbix_server restart
$ sudo service apache2 reload

お疲れ様でした。